ハクblog

ヨガと旅行と。 よくばり ほのぼのDays。

家族(アダルトチルドレン)について

私が育った家の真ん中には、大きな穴があいていました。

深い深い穴です。

家族はそれを見たくないので、上に覆いをかけていました。

私がうっかり覆いをひっぱると、みんなが叱りました。

なんて子だ!あっちへ行け!

覆いをとってはいけない。

それが家族のルール。


みんなが壁伝いに遠回りして歩き、とても不便な暮らしでした。

それでも我慢していました。

文句を言ってはいけない。

それが家族のルール。


穴の中から何かが出てこようとすると、みんなで覆いを押さえました。

私も小さな手で、力いっぱい押さえました。

ちゃんと役に立たなければならない。

それが家族のルール。


あなたの家族には、どんなルールがあったのですか。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


これは私がアダルトチルドレンの本で読んだ、一つのストーリーです。


あぁ、私の他にもこんな気持ちを味わった人がいるんだ・・・切ないような嬉しいような複雑な気持ちでした。


私の家はハッピーではない、25歳になってやっと人に話すことが出来ました。

話してみると意外と同じ境遇の人が多い。

そして決して恥ずかしいことではないんだと感じました。


今、家族と距離をとって1年近くなります。

これから先どうなるか分からないけれど、

自分の決断が正しいのか分からないけれど。

いつか笑って話すことが出来るように。



*若い頃の母。私が見てきた母とは別人。


×

非ログインユーザーとして返信する