ハクblog

ヨガと旅行と。 よくばり ほのぼのDays。

忘備録:1日目 「久高島」

久高島は安座真港からフェリーで15分程度のところにある島。

なぜ久高島に行こうと思ったかというと、まぁ行けるところが限られていたこと。

(週末仕事の出張+土日の2泊3日だった)

そして「イザイホー」に興味があったから。


「イザイホー」とは12年に1度行われる、久高島で生まれ育った30歳以上の既婚女性が

神女になるための就任儀礼。

神秘的なもの(パワースポットとか御嶽巡り)が好きな私にはたまらない。


安座真港には、国際通り裏からバスで向かいます。

地元の人に混じりバスに乗ると、途中でみんな降りる。

?となっていると、途中でバスを乗り換える様子。

ローカルすぎて分からん!


安座真港につくと、ちらちらと人がいました。

釣りをしている人。

ぼーっと景色を眺めている人。

そして猫がたくさんいました。

出船まで時間があったので、私もぼーっとしたり。寝たり。(危ない。)


途中で不思議なことが。

隣に座っていた男女二人組の会話が聞こえてきました。

女性の言葉は聞き取れるんだけど、男性は何をしゃべっているのか分からない。

女性は日本語、男性は外国語みたいな。(英語でも韓国語でも、聞き覚えのない言葉)

またも??となっていると、船の時間が来ました。


久高島に行った人のブログをみていると、「島に上陸できなかった」という人が。

震えが止まらなかったり、足がすくんだり、その場から動けなくなったり。

私は平気なタイプかーと思い、港近くでレンタルサイクルを借りて本日の宿「にしめ」へ。

にしめはおばぁが管理していて、年齢は90代。

腰も曲がっているし、聴力も落ちているようだけど元気なおばぁです。

夕食まで時間があったので、サイクリング。


久高島には御嶽がたくさんあります。

立ち入り禁止の場所がほとんどですが、看板もないので気付きにくい。

携帯のマップと港でもらったパンフレットだけが頼りです。


ぶらぶらしても人に出会わない。

すれ違ったとしても、数少ない観光客。(すぐ分かる)

そして物音や話し声がない。

ただ畑があって。海があって。木があって。

通る場所によって、空気・温度が違う。

なんとなく「ここは通っちゃいけない。留まってはいけない。」と感じる場所がある。

とても不思議な感じでした。(怖くはない)


宿は食事なしなので、島唯一の食堂へ。

ここはイラブー汁が有名みたいですが、勇気が出ず海ぶどう定食。

私の他に男性2人組、女性1人がいました。

島の新聞を読みながら、おいしくいただきます。


外は薄暗くなっていましたが、何となくぶらぶら。

港から見る景色は、恐ろしいほど青く目に焼き付きました。


宿に戻ると、食堂で一緒だった女性が。

おばぁに呼ばれ一緒に縁側に出ます。

するとそこには、島の方らしいおじぃが。

こちらも高齢ですが、おばぁより若く姿勢も真っ直ぐ。

何やらおばぁとおじぃが話しているけど、一つも聞き取れない・・・

沖縄の方言、というより「久高語」って感じ。

おばぁがしきりに「おじぃに戦争の話してもらいなさい」と言うので、話してもらいました。

おじぃは悲しさを見せずに、ありのままを話してくれました。

沖縄はそういう場所なんだ、と。

おじぃは安座真港~久高島を結ぶ船の運営をしている社長さんで、

明日は切符売り場にいるから声かけてね。とのこと。


交代にお風呂に入り、おばぁのお手伝いをして。(布団を敷いたり、電話を取り次いだり)

明日に備えて寝ます。

×

非ログインユーザーとして返信する